編集長・瀧 春樹
編集長より
ある年齢を超えると、人生でたくさん道草をしてきた人の他愛もない話が、とてもおもしろく感じられるようになる。気負いがなく、押しつけもない。そのくせ妙に、心にひびく。自分たちのことだけを前に出すサイトをつくっても、どうせ、訪れる人は少ない。だったら、おもしろいこと、心暖まること、勇気が出ることだけをテーマに、だれでも出入り自由で、みんなで「わいわいがやがや」できるサイトをつくろう、お前がやれ、ということになった。
この船がどこに向かうかはわからない。しゃれた大人たちのたくさんの乗船を得て、いずれ眺めのいい場所へ連れて行ってくれるだろう。揺られ、揺られて、そこに行きたい。

作家・コピーライター 瀧 春樹
Taki Haruki
日本の広告制作会社の草分け的存在であった株式会社サン・アド に所属。
のち、本田技研工業の宣伝販促を担当する。
ホンダシビックをはじめ、プレリュード、シティなど、70年代後半から80年代の全四輪車の市場導入・広告宣伝・広報戦略を統括。
なかでも、英国バンド「マッドネス」を起用したシティのテレビCMでは、世界最高峰の「クリオ賞」をはじめ、国内外の主要広告賞を総なめにした。
81年原宿サンアド常務取締役、85年に独立し株式会社ウッドを立ち上げる。
2000年1月には、本田技研工業のヨーロッパ戦略をサポートすべく、イタリアを拠点としてヨーロッパ全域を担当するマーケティング会社「ウッド・マーケティング&ストラテジー社」をローマに設立。
ホンダ・スクーターSHシリーズなど、全ヨーロッパ二輪販売台数4年連続1位2位を独占するヒット商品を創出した。
帰国後、2006年5月、社団法人 日本メンズファッション協会 理事に就任。
現在も常任理事として継続。
2014年2月、シベリア抑留者の奇跡を描いた小説『帰還 ダモイ」を日経BPコンサルティング社より出版。
戦国武将、福嶋正則の十六代目当主。