わい
わいがや倶楽部

Vol.9 中国

魯迅の故郷。
浙江省、紹興市の老街から。(其の一)

上海市内から車に乗り高速道路を走って南に向かうこと約3時間。
高速鉄道新幹線を使えば上海虹橋駅から紹興北駅まで約1時間半。
浙江省の東に地級都市『紹興市』はあります。

紹興市の紹介をちょっと。
中国語の紹興の発音は「シャオシン」。
紹興市の地名の由来は、旧名が越州だった南宋の紹興元年(1131年)、会稽・山陰方面をおさめることを目的として越州に府が置かれたため、元号にちなんで命名された地名だそうです。それが行政区分にもちいられて都市名として定着しました。
紹興市の総面積は8,256k㎡、東京都の総面積とくらべると約4倍弱の大きさです。
2013年の8月7日には、最高気温が42.5℃を記録するなど近年はとびぬけて暑い夏もありますが、一年をとおして比較的おだやかな気候です。

それでは、いざ紹興へ~♪

高速鉄道新幹線に乗って紹興北駅に到着。

電車のチケット。外国人が発券するにはパスポートが必要です。

今回の移動は新幹線。
中国ではお決まりの光景ですが、自分の買ったチケットの指定席には必ずと言っていいほど“だれか”が座っています。それも平気な顔をして! 空いていれば指定席だろうが何だろうが座るのです。だって空いている席なんてもったいない、なんだと。まずはその交渉から旅がはじまります。おきまりの文句は「そこはわたしの席だからどいてくれよ!」。
景色もさほど変わらず、まっすぐな線路をひた走ること約1時間半で紹興北駅に到着。
駅からはタクシーに乗って市内まで向かいます。
ところで、今は昔ほどひどくはありませんが、タクシーの運転の荒さといったらまあこれも中国の名物。当時はまるでジェットコースターに乗っている気分でした。最近はスマートフォンのアプリでタクシーを迎車できるなど、急激に時代がかわり、運転手は運転中にもかかわらず始終スマホとにらめっこです。交通規則では日本と同じように運転中のスマホは禁止だそうです。全部が全部そういう運転ではないのですが、今も昔もゾクゾクすることには変わりありませんね・・・。

紹興北駅から20分ほどタクシーに乗り、紹興市の中心街に到着しました。

府山公園から発展した街を望む。

府山公園から旧市街を望む。

さて紹興といえば、日本でもおなじみの文学者であり思想家の魯迅(中国語の発音ではルゥシュン)の生まれ故郷でも有名です。わたしも中学生のころだったか「阿Q正伝」を国語の教科書で読んだ記憶があります。その魯迅の功績をたたえた魯迅公園が街の中心街にあります。

魯迅公園入口。

魯迅公園の中。

夜の魯迅公園。

魯迅中路にある百草静舎。中国人しか宿泊できない素敵なコテージ風ホテル。

紹興市内は至るところで水路が発展し、今でこそ観光用途の水路が多くはなりましたが、交通のための舟や、洗濯水に利用するなど今日現在も市民の生活をささえています。
その中でもわたしが大好きな場所が「倉橋直街」の老街(中国語の発音でラオジェ)です。紹興の昔ながらの古い街並みです。

朝早く起きて包子(パオズ)を片手にほおばりながら散歩してみたり、真夏の暑い昼には紹興酒の入ったアイスキャンディーをなめながら歩いたり。また仕事が終わって夜になれば、紹興料理を味わいに出かけてみたりと、とてもお気に入りの場所です。
昔にくらべるとだいぶ観光地化はしましたが、それでも庶民の生活が今も垣間みえます。
その風景がどことなくノスタルジーでいて、なんだか心が落ち着く場所です。

早朝、朝もやの街。

水路から街並みを撮影。

水辺の茶屋。

朝食をもとめて庶民の台所へ。

夕刻も絵葉書のような一枚。

倉橋直街。

夜もきれい。

今回はここまで。
次回(其の二)では、紹興市の生地市場、紹興料理や特産品の紹興酒などもおつたえしたいと思います!

それではどうぞ おたのしみに!

担当

編集局 庄村デスク