地域をつなげる。エコバッグから始めるSDGs

令和元年19号台風で被災をした長野県労働金庫更埴支店の中村支店長が、台風で荒れ狂った千曲川にレジ袋が散乱している光景を見て、何かしなければいけないと、想いを関係者に投げ掛け、SDGsとエコバッグを紐づけ、地域の高校生にSDGsを意識していただくことがこのストーリーの始まりでした。
エコバッグの生地はフレックスジャパン(株)の提供。エコバッグの縫製はいなりやま福祉会、エコバッグのデザインを、授業で長野県立屋代南高校の美術の長門先生とその生徒さん39名、そしてこのSDGsストーリーコーディネーターとして、長野県労働金庫更埴支店の4団体で地域をつなげるプロジェクトとなりました。
地域が連携しエコバッグを作る取り組みを2020年7月から開始し、長野県立屋代南高校の美術の授業を選択した1年生39名のSDGsをイメージした図柄が完成し、縫製されたエコバッグにプリントされ、世界に一つしかないバッグが出来あがりました。
2020年10月12日の授業で、1年3組と4組の26名の生徒さんに完成したエコバッグの贈呈式が行われました。

映像でエコバッグの制作過程を振り返ります。

中村支店長が生徒一人一人に完成したエコバッグと額装されたデザイン画を渡します。名付けて「SDGs忘れないで証」生徒はデザインについてどう言った発想からデザインに至ったかを一言発表しました。

生地を提供したフレックスジャパン(株)からは北沢さんが。

縫製を行ったいなりやま福祉会いなりやま共同作業所からは松澤さんと中島さんのお二人が授与式に来られました。

美術の長門先生より、この授業に参画できた意味合いなどをお話しいただきました。


完成したエコバック。「帰りのコンビニなどで、買い物をしたらビニール袋をもらわず、この子エコバッグを早速使ってくださいね。」と中村支店長。
奇しくも令和元年の台風19号被害からちょうど一年目の今日、このエコバックから生徒さんそれぞれの気持ちの中でSDGsが持続的に取り入られていけたら、素晴らしい授業になったことは間違いないでしょう。
リポート/庄村デスク