Vol.18
夜の浅草寺



浅草寺といえばこの大提灯。
1865年に起きた火災から、雷門は100年近く建物として姿を消していました。
現在の提灯には松下電器(パナソニック)の文字があります。1960年に松下電器の創立者である松下幸之助氏が病気であったため、浅草寺を参拝し、その後、病気が治りお礼として、雷門と提灯の修復に寄付したそうです。
つぎに、土産物やお菓子などが売られている商店が並ぶ「仲見世」と呼ばれる表参道では閉店後のシャッターに描かれた浅草絵巻を楽しみながら進みます。昼とはまた違う静かで落ち着いた雰囲気です。


宝蔵門。巨大なわらじが。掲げられている大わらじは、片方長さ4.5メートル、幅1.5メートル、重さ500キログラム!
このわらじは浅草寺宝蔵門の仁王様の力を表し、「このような大きなわらじを履くものがこの寺を守っているのか」と驚いて悪いものが去っていくと言われています。
門の隣にはライトアップされた五重塔が見えます。高さはおよそ53.32m。ライトアップで朱色が美しく浮かんでいました。


いよいよ本堂。志ん橋大提灯がぱっと目にはいってきます。金色、朱色と夜の色のコントラストが美しいです。
この志ん橋大提灯、なぜ志ん橋とかいてあるのかというと、奉納したのが新橋の料亭や芸者さん達の組合だったためだそう。
側面には大勢の芸者さん達の名前も書かれています。お寺を彩る大提灯に芸者さんの名前、粋だなぁ~。
昼間の参拝者で賑わう浅草寺とはまったく別の顔をみることができて、感動しました。
ライトアップは日没から午後11時までだそうです。いちど、訪れてみてはいかがですか。
担当
わいがや倶楽部 水澤