わい
わいがや倶楽部

ドイツ人女性僧侶 高津慧心ドロテーさんの
豊樂庵だより

滴水道場を建てる

豊樂庵に寄り添うように、少し小高くなった場所に建設中の「滴水道場」。
2017年、豊樂庵では約19回のリトリートが行われましたが、もっとスペースが必要でした。ヨガやアートなどさまざまな活動をするために、「滴水道場」をつくることを決めました。こだわりの詰まったここは、建設過程にもたのしみがいっぱいです。土壁づくりも、みんなで手伝います。


第三回

古材加工と、宮大工さんによる木組みの技。

骨組みとなる木材の加工をみんなで行います。これは赤松の皮むきです。
根気のいる作業も、豊樂庵のゲスト“Joshua”は頑張ってくれました!

古材の塗装作業です。職人さんの指導で、丁寧に仕上げていきます。Adam(左)とAndra(右)、とても真剣です。

こんなにたくさんの古材を使います。これを自らの手で削って、木組みの木材を作り出しています。
宮大工さんの技、素晴らしいです。

「木組み」です。釘や金物を殆ど使わず、木自体に切り込みなどを施し、はめ合わせていくきます。
木と木をがっしり組み上げていく技術です。

墨壺を使って木材に線を引きます。
墨を浸した糸の両端を固定して、この糸を指で弾くことによって一気に直線を引くことができます。こちらも熟練の技です。

ここでの加工と木組みの準備はほぼ完了。これを建設予定地に運び、いよいよ組んでいきます。
次回へつづく。