
文化を育てる文具、「日本文具資料館」。
「日本文具資料館」を訪ねて
〒111-0052 東京都台東区柳橋1-1-15 東京文具販売健保開館1階 / TEL 03-3861-4905
JR総武線・都営地下鉄の浅草橋駅から隅田川にむかって歩くこと約5分。
線路沿いに川の手前までやってくると「日本文具資料館」があります。

JR総武線を両国方面に隅田川の手前まで歩きます。

日ごろお世話になっているはずの文具ですが、なぜかこどもの時に使った思い出がつよい道具です。
それではさっそく入館してみます。


入口すぐには中国から伝来の古硯がならぶ。
入口の正面にはとても古い硯と墨が展示されています。人々のくらしの中には遠い昔から文具があったことを気づかせてくれます。

写真左:徳川家康公や、伊達政宗公の使ったとされる鉛筆のレプリカがならびます。お殿様は時代を先取りしていたようです。
写真右:当時の貴重なシャープペンシル。英国人の発明ですが、日本ではSHARPの会社名になったことでも有名な文具です。
毛筆、万年筆、ボールペン、サインペン、クレヨン、鉛筆、油性マジック蛍光ペン。
「ペン」の数々を一気にご紹介しましょう。

筆からはじまり、海外のアンティークな万年筆までたくさんのペンが展示されています。舶来品のシャープペンシルも。

見おぼえのある懐かしい鉛筆はありますか?

ペンがあるならインクも必要ですね。こちらも当時の資料が展示されています。

当時のインクがそのまま入っているビンや、昭和初期の空きビンが展示されています。ガラスのコレクターにはたまりませんね。
文具とひとくちにいっても種類は本当に豊富です。
こんなものありました。

世界中の国々から集められたペーパーナイフ。まるで騎士がもつ短剣のようです。

こちらは携帯計算機、または電子式卓上計算機。いわゆる電卓です。
当時とくらべ、形状が小さくなったりカラフルになったものなど、最初が想像もつかないような文具も展示されていました。
たくさんの文具をご覧いただきましたが、まだまだご紹介できていない逸品があるかもしれません。
ぜひご自身の目でたしかめてみてはいかがでしょうか。もしかしたらワクワクするような文具に出会えるかもしれません。

帰り際、館員の方から入館記念にといただいた見覚えのあるかわいい液状のり。
■日本文具資料館(JAPAN STATIONERY MUSEUM)
〒111-0052 東京都台東区柳橋1-1-15 東京文具販売健保開館1F
<電話番号>03-3861-4905
<開館時間>午後1時~午後4時まで
<休館日>土曜・日曜・祝日、12/28~翌年1/5まで
<入館料>無料
<交通>JR総武線「浅草橋駅」下車、徒歩約5分。都営地下鉄浅草線「浅草橋駅」下車、徒歩約5分。
※記載情報は、取材時のものです。詳しくは資料館にお問い合わせください。