
フレックスジャパン×文化服装学院
産学協同プロジェクト
Industry-university cooperation

モノからコトへの分析がきちんとされ、その上でテーマを見つけ、そのシーンに合わせて行ったシャツつくりは、素晴らしい作品となって完成されていました。
練習では5分と話すことができなかった生徒たちですが、本番では一人約15分話すことができ、堂々としたプレゼンでした。
企業としても、この発表にはハッと気づかされることが多く、彼らから学ぶべきところがたくさんありました。
最終プレゼンを終え、生徒の緊張も解けたようです。
彼らのこの3か月間の頑張りは素晴らしい成果となり、さらに大きな実りを見つけてくれることでしょう。


「一から商品を企画し提案することは初めてだったので、とても貴重な経験となりました。これからの学生生活でも今回学んだことを活かして行きたいと思います。」生徒代表挨拶より。

LIN Tzu Haoさん リン シ コウ(台湾出身)
Q:日本留学のきっかけは。
もともと台湾で日本語の勉強をしていたので、日本に興味はありました。
日本のファッションの幅の広さには魅力があり、多くの刺激が受けられると思いました。
Q:シャツを制作して、どうでしたか。
日本の市場は広く、ブランドにこだわる人が多いですね。
Q:服飾について、母国との違い。
生地が薄く、やり直しのためにほどいても、ニットなどと違って縫った針の穴が目立ってしまうので大変でした。
ネクタイを締めたときに、どうしても衿が肩から浮いてしまったり、難しかったです。とても勉強になりました。
Q:将来の目標を教えてください!
欧米で活躍したいです。デザインすることが好きなのでデザイナーになれたら…と思います。頑張ります。

先輩から受け継いだこのプロジェクトを感謝の気持ちをもって、後輩に受け継ごうと頑張る生徒の姿には、まさにコトを感じさせられました。
やり遂げた生徒の言葉にあったのが、感謝と成長でした。
一緒に頑張った仲間や講師への〝ありがとう〟と、機会をもらえたことへの感謝の気持。
そして、苦しくも貴重な経験を通して得た達成感による自分の成長でした。
企業と学生という壁を超えて、こうして彼らと一緒になれたことの意味はとても大きく、素直に頑張る彼らの活躍をこれからも追いかけていきたいと思います。