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わいがや倶楽部

取材リポートわいがやリポート11

三十段、千体のひなまつり in SUZAKA

一度にこんなたくさんの雛人形を見たのははじめてです。その数なんと6000体!
ここは須坂市(長野県)、須坂アートパークにある、世界の民俗人形博物館と須坂版画美術館です。
市内から寄贈された貴重な雛人形が展示されています。なかでも両館にある、高さ6メートルの千体三十段飾りは見事で、豪華絢爛な雛人形に目を奪われます。

こちらは「世界の民俗人形博物館」の三十段飾りです。ぼんぼりがハートマークに見えるように配置され、とてもキュートです。 横には階段があるので、上段の様子が伺えます。また、いろんな角度から雛人形を見ることができます。私はつい、三十三間堂の千手観音坐像を思い出してしまいました。

江戸時代から平成までの様々な雛人形を見ることもできます。
時代によって表情や衣装、飾り方に特徴があります。例えば、江戸時代の書籍によると向かって右が男雛。宮中では天皇からみた左側を上位とするので、そのようになったと言われています。しかし近代に入ると西欧式のスタイルが取り入れられ、向かって左に男雛を着座させるようになりました。
こんな雛人形の豆知識も、ここで勉強することもできます。

江戸時代の享保年間(1716~1736)頃に最も流行したとされる座り雛。どの時代よりも大型で、神秘的な表情が印象的です。

明治時代

大正時代

犬を連れています。かわいらしいです。

戦前まで京都や関西の一部で流行した天皇の御所を模した御殿飾り。

須坂版画美術館の三十段飾りです。こちらは桃が描かれています。

隣接する歴史的建物園にも足を運んでみました。江戸時代の武士や町人の住居が再現されていて、そこにも雛人形が展示されています。

須坂市は、江戸時代、寺小屋が120もあった文化都市。この古民家の二階も寺小屋です。

そしてここは恋人の聖地として認定を受けています。
このモニュメントは春分の日と秋分の日の正午にリンクの形がハートになると記されています。
家庭での雛段飾りが少なくなった現代ですが、ここにで雛人形の歴史に触れ、子供の成長を願うのもよいかもしれませんね。
ぜひ皆様も足を運んでみてください。